※この項結末以外バレる気満々なんで未見の方はご注意を。または作品名からアマプラ配信ページ(2025年4月現在)に飛べるのでまずはそちらを。レーティングは16+、但し妊娠or妊活中という方は避けた方が吉だし、豚は無事じゃないです><、、
(2023年/米) ブロンクスの総合病院に勤務するローズ(マリン・アイルランド)とセリア(ジュディ・レイエス)。
ローズはアラフォーで独身堅物の病理医。勤務態度は真面目だが人付き合いをせず、同僚でイクメンのスコット(グラント・ハリソン)からも変わり者だビョーキだと煙たがられている。
また広めの自宅マンションには手入れのいいミニ豚が放し飼いされてるが、特に可愛がっている様子もない。
ローズはアラフォーで独身堅物の病理医。勤務態度は真面目だが人付き合いをせず、同僚でイクメンのスコット(グラント・ハリソン)からも変わり者だビョーキだと煙たがられている。
また広めの自宅マンションには手入れのいいミニ豚が放し飼いされてるが、特に可愛がっている様子もない。
セリアは少し年上のベテラン助産師で、6歳の娘リラ(A・J・リスター)と暮らすシングルマザー。
普段はリラを院内の託児所に預け激務をこなすが、仕事と育児の両立は厳しく、リラとの時間はおろか睡眠時間もろくに取れず疲れ切っている。
その日はリラが熱っぽかったため、同じアパートの中年女性ポリーン(リナ・メヒア)に預けて出勤したが、うっかりスマホを水没させてしまい、連絡が途切れた数時間の間にリラが急変。勤務先の病院に搬送されたものの死亡してしまう。
死因は髄膜炎だった。
セリアは泣くでも騒ぐでも無く、ポリーンや同僚の憐れみを拒み、ふいに「せいせいした」と漏らし、何かにじっと耐えているようだった。
普段はリラを院内の託児所に預け激務をこなすが、仕事と育児の両立は厳しく、リラとの時間はおろか睡眠時間もろくに取れず疲れ切っている。
その日はリラが熱っぽかったため、同じアパートの中年女性ポリーン(リナ・メヒア)に預けて出勤したが、うっかりスマホを水没させてしまい、連絡が途切れた数時間の間にリラが急変。勤務先の病院に搬送されたものの死亡してしまう。
死因は髄膜炎だった。
セリアは泣くでも騒ぐでも無く、ポリーンや同僚の憐れみを拒み、ふいに「せいせいした」と漏らし、何かにじっと耐えているようだった。
遺体は地下の病理検査室に運ばれ、2人はそこで初めて顔を合わせるが、ローズは「遺体は市の検死局に送ったからここには無い」と言い、取り付く島もない。
ところが翌日、検査局で「遺体は届いてない」と言われたセリアは、病理検査室に戻ってローズを問質そうとするが逃げられ、更に彼女が昨日ナニカを車に積んでいた事を思い出し、彼女の自宅で待ち伏せし、強引に押し入ることに。
そこでセリアが見たのは、リビングのベッドに意識不明で横たわるリラだった。
生命維持装置に繋がれ拍動もあり、何かを点滴され、その足に触れるとわずかに反応もする。
ローズは愕然とするセリアに「娘さんは臓器提供の意思登録もしてるし、遺伝子が私の『死の研究』に最適だったから」と言い、室内を歩き回る豚に驚くセリアに「(豚の)名前はミュリエル。2か月前に死んだの」と自慢げに打ち明けたのだ…。
生命維持装置に繋がれ拍動もあり、何かを点滴され、その足に触れるとわずかに反応もする。
ローズは愕然とするセリアに「娘さんは臓器提供の意思登録もしてるし、遺伝子が私の『死の研究』に最適だったから」と言い、室内を歩き回る豚に驚くセリアに「(豚の)名前はミュリエル。2か月前に死んだの」と自慢げに打ち明けたのだ…。
前説無しで見たので衝撃だった。ホラーカテだし、またどうせアノ系だろうとナメてたのだ。
本作はこれまでの「ゾンビ」や「SFホラー」でもないし「ミクマク族の呪われた土地」とかも出てこない、また「現代のフランケンシュタイン」というのも幾分お門違いだと思う。
いささか強引に「フランケンシュタイン」に喩えるなら。ローズはフランケン博士、リラは蘇生した怪物という事になるが、セリアは博士の助手ではなくその奇跡を起こす『稲妻』の役割だ。 しかもそこにお約束の『愛』や『母性』の介在を許さない冷徹こそが、本作の衝撃なのだ。
本作はこれまでの「ゾンビ」や「SFホラー」でもないし「ミクマク族の呪われた土地」とかも出てこない、また「現代のフランケンシュタイン」というのも幾分お門違いだと思う。
いささか強引に「フランケンシュタイン」に喩えるなら。ローズはフランケン博士、リラは蘇生した怪物という事になるが、セリアは博士の助手ではなくその奇跡を起こす『稲妻』の役割だ。 しかもそこにお約束の『愛』や『母性』の介在を許さない冷徹こそが、本作の衝撃なのだ。
まずその設定や描き込みの細かさに圧倒されたが、この感覚この(物理的)痛みこの心情は男には知る由もないし、産科婦人科に掛かったもしくは勤務した経験が無ければこの冷徹も理解されないだろうし、他様のレビューを拝読しても的を射るモノが無いので、僭越ながら。
海外では数々の賞にノミネートされ、2023年の第39回インディペンデント・スピリット賞では主演女優賞、脚本賞を獲得。
にも拘らず、オバサン2人が主役だろ?と舌打ちが聞こえてきそうな扱いや唾棄するようなレビューに泣けてくるが、下記の関連おススメ作等々うちだけじゃないと気づかせてくれる作品も続々リリース&上陸している事に微かな光明が。
信じられないだろうが、これがぶっ刺さった直後に、うっかり中島哲也監督の「来る」(2018年)を見てしまい悲鳴出そうになったw いや普段気にしてない事も含めてそんなにだったかなぁと^^;ww
我が国の推薦作「〇に翼」とか「べ〇ぼう」等々の日本の”なんちゃって(インバウンド向け)女性史”に、呑気に浮かれてる場合じゃないんじゃないすかって話すよw
にも拘らず、オバサン2人が主役だろ?と舌打ちが聞こえてきそうな扱いや唾棄するようなレビューに泣けてくるが、下記の関連おススメ作等々うちだけじゃないと気づかせてくれる作品も続々リリース&上陸している事に微かな光明が。
信じられないだろうが、これがぶっ刺さった直後に、うっかり中島哲也監督の「来る」(2018年)を見てしまい悲鳴出そうになったw いや普段気にしてない事も含めてそんなにだったかなぁと^^;ww
我が国の推薦作「〇に翼」とか「べ〇ぼう」等々の日本の”なんちゃって(インバウンド向け)女性史”に、呑気に浮かれてる場合じゃないんじゃないすかって話すよw
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倫理観とか社会通念とか常識とか、そんなものは群れを統べるための大義に過ぎず、本来は体力も金も権力も全てが優位の男こそが率先して守るべきものであって、女がせめぎ合い血道をあげて守りあうべきものじゃない。
後述するが、ローズは見るからに変人で、その育ちも興味も特殊で、簡単に理解できるものではない。
けれどすでに6歳の子の母であり、日々出産と向き合う助産師であるセリアは? 本作で大変興味深いのが彼女の動向だ。
後述するが、ローズは見るからに変人で、その育ちも興味も特殊で、簡単に理解できるものではない。
けれどすでに6歳の子の母であり、日々出産と向き合う助産師であるセリアは? 本作で大変興味深いのが彼女の動向だ。
一見愛情深いワーママに見えるが、リラの死を知っても取り乱さず、ふいに「せいせいした」とこぼし、周囲の同情や憐れみを突っぱねる。その上遺体喪失と言われても冷静で、ローズ宅に押し入り事実を目の当たりにするまで、感情が表に出ない。
しかもだ、その感情は『怒り』であって『哀しみ』や『後悔』じゃないし、ローズこそが再生の要と知るや、それを詰るでも責めるでもなく、いきなり共犯覚悟の看護モードに切り替わる。
しかもだ、その感情は『怒り』であって『哀しみ』や『後悔』じゃないし、ローズこそが再生の要と知るや、それを詰るでも責めるでもなく、いきなり共犯覚悟の看護モードに切り替わる。
実はリラは父親不在の人工受精児で、費用も高額、妊娠限界のため2度とやり直しがきかない賭けだった。
人工授精や不妊治療などでググると、その高額な費用、条件、難易度、法的規制等々がぞろぞろ出てくるのでご参考まで。また本作では検死局では問題にされないが、父権社会の我が国では更に”父親(父権)の所在”に重きが置かれ、満たさねばならぬ条件や難関があるようで。(さらに言えばその後の役所申請や国税調査等々の難易度は押して知るべしかと^^;)
また後にその対極として、優しい夫と懸命に妊活に取り組み、3年がかりで妊娠に漕ぎつけた妊婦エミリー(ブリーダ・ウール)が登場する流れも見事。
つまりセリアにとってリラは『自身の選択』という誇りであり、かけがえのない存在であり、当然”可愛い”し”愛してる”が、わずかな読み違いがあった。
決定時のテンションも収入も永遠では無いし、『子育て』は思ったより長くイレギュラーも多く金も手間もかかる上、怖ろしく時間と体力を削られるものだという事実に気づき始めた中での、突然の娘の死。
そこに不可能を可能にできるローズとの出会いがあったからこそのシフトチェンジに他ならないが、それはあくまでもセリアの希望で、リラには生にも死にも一切選択の余地が無い。
人工授精や不妊治療などでググると、その高額な費用、条件、難易度、法的規制等々がぞろぞろ出てくるのでご参考まで。また本作では検死局では問題にされないが、父権社会の我が国では更に”父親(父権)の所在”に重きが置かれ、満たさねばならぬ条件や難関があるようで。(さらに言えばその後の役所申請や国税調査等々の難易度は押して知るべしかと^^;)
また後にその対極として、優しい夫と懸命に妊活に取り組み、3年がかりで妊娠に漕ぎつけた妊婦エミリー(ブリーダ・ウール)が登場する流れも見事。
つまりセリアにとってリラは『自身の選択』という誇りであり、かけがえのない存在であり、当然”可愛い”し”愛してる”が、わずかな読み違いがあった。
決定時のテンションも収入も永遠では無いし、『子育て』は思ったより長くイレギュラーも多く金も手間もかかる上、怖ろしく時間と体力を削られるものだという事実に気づき始めた中での、突然の娘の死。
そこに不可能を可能にできるローズとの出会いがあったからこそのシフトチェンジに他ならないが、それはあくまでもセリアの希望で、リラには生にも死にも一切選択の余地が無い。
また助産師の母親を持つ身の肌感として「痛がるから止める」「惨いからやらない」というチョイスはしない。
それは彼女にとって絶対の正義であり、命の問題だからだ。
終盤、リラのあの扱いを見て確信したが、セリアにも同じものを感じる。
そここそがこの物語の根幹「『愛』や『母性』の介在を許さない」冷徹だと思うがどうだろう。
それは彼女にとって絶対の正義であり、命の問題だからだ。
終盤、リラのあの扱いを見て確信したが、セリアにも同じものを感じる。
そここそがこの物語の根幹「『愛』や『母性』の介在を許さない」冷徹だと思うがどうだろう。
・・・
そして問題のローズだ。
総合病院勤務の病理医として、日々薄暗い地下の病理検査室にいて死体と向き合う仕事だが、実は密かに『死と蘇生の研究』をライフワークとし、既に豚の蘇生に成功している、いわば天才肌の研究者である。
前述のとおり、部屋には高額の医療機器が揃っているが、問題はその素材の調達方法だ。
彼女の説によれば、要は『胎児や胎盤の血清』であり、一旦蘇生に成功すれば、それを繰り返し点滴し、自己再生能力を高めて経過観察すると。また終盤、その適合性が大問題になるのも注視しておきたい。
総合病院勤務の病理医として、日々薄暗い地下の病理検査室にいて死体と向き合う仕事だが、実は密かに『死と蘇生の研究』をライフワークとし、既に豚の蘇生に成功している、いわば天才肌の研究者である。
前述のとおり、部屋には高額の医療機器が揃っているが、問題はその素材の調達方法だ。
彼女の説によれば、要は『胎児や胎盤の血清』であり、一旦蘇生に成功すれば、それを繰り返し点滴し、自己再生能力を高めて経過観察すると。また終盤、その適合性が大問題になるのも注視しておきたい。
では肝心の『胎児』『胎盤』をどのように調達するのか。
職業柄、胎盤や堕胎児は医療廃棄物としてある程度は入手可能だろうが、医療廃棄物の取り扱いは年々厳しくなっているし、その先には”検死局”があり、臓器窃盗が発覚すれば事件化し、研究そのものの存続が危ぶまれる。
そこで彼女は、日頃から菜食主義を徹底し、パブで引っ掛けた身元不明の男から(医療行為的に)採取した精液を、自らに人工授精し、10週過ぎで人口流産した胎児(胚)から血清を生成する自給自足を繰り返すことに。
職業柄、胎盤や堕胎児は医療廃棄物としてある程度は入手可能だろうが、医療廃棄物の取り扱いは年々厳しくなっているし、その先には”検死局”があり、臓器窃盗が発覚すれば事件化し、研究そのものの存続が危ぶまれる。
そこで彼女は、日頃から菜食主義を徹底し、パブで引っ掛けた身元不明の男から(医療行為的に)採取した精液を、自らに人工授精し、10週過ぎで人口流産した胎児(胚)から血清を生成する自給自足を繰り返すことに。
彼女の奇異で突飛な発想は、明らかに母親の偏向教育が原因だ。いや賜物というべきか。
ローズが幼い頃、母親が度々連れて行ってくれた『自然探索の旅』。
6歳のローズは海でヒトデを見つけて気に入るが、母親に「その足を切りなさい」と言われて切断する。
彼女は1年かけて再生の様子を観察して感動し、それが”奇跡”ではなく”生物学研究”だと悟り、次にはハムスターで実行するが、絶叫して失血死してしまったと。
この話はホラー的ビビらせではなく、ローズはようやく心許し始めたセリアに、十八番のネタ話のように楽しげに話すのだ。
ローズが幼い頃、母親が度々連れて行ってくれた『自然探索の旅』。
6歳のローズは海でヒトデを見つけて気に入るが、母親に「その足を切りなさい」と言われて切断する。
彼女は1年かけて再生の様子を観察して感動し、それが”奇跡”ではなく”生物学研究”だと悟り、次にはハムスターで実行するが、絶叫して失血死してしまったと。
この話はホラー的ビビらせではなく、ローズはようやく心許し始めたセリアに、十八番のネタ話のように楽しげに話すのだ。
2人のタッグは思いの外良い結果となり、リラはついに目覚めて発声し運動能力にも回復の兆しが見える。
同時にローズも、これまでになかった喜びの感情や他人との会話ができるように変化してゆく。
つまり彼女は母親から人間らしい感情や”生活感”を入れられておらず、良くも悪くもひたむきに学問的興味と研究に取り組んできたことがここで初めて判明する。
豚がお座りを覚えたと言われて喜び、セリアが見せた”リラが描いたヒトデの絵”を見て微笑み、彼女が作った温かいスープを美味しそうに飲み、スコットが職場に連れてきた幼い息子にチョコをもらって礼を言い「楽しんできて」と送り出す。
そんな普通の事が、これまでのローズには欠落していたのだ。
ちなみにセリアがローズのためにスープを作るのは、日頃からローズは研究に没頭するあまり食事を抜きがちで、体調を崩して研究が滞る事を恐れているのと、彼女の無謀な行為に気づいているからで、ここでも生半可な同情や憐れみからではない事を注視しておきたい。
同時にローズも、これまでになかった喜びの感情や他人との会話ができるように変化してゆく。
つまり彼女は母親から人間らしい感情や”生活感”を入れられておらず、良くも悪くもひたむきに学問的興味と研究に取り組んできたことがここで初めて判明する。
豚がお座りを覚えたと言われて喜び、セリアが見せた”リラが描いたヒトデの絵”を見て微笑み、彼女が作った温かいスープを美味しそうに飲み、スコットが職場に連れてきた幼い息子にチョコをもらって礼を言い「楽しんできて」と送り出す。
そんな普通の事が、これまでのローズには欠落していたのだ。
ちなみにセリアがローズのためにスープを作るのは、日頃からローズは研究に没頭するあまり食事を抜きがちで、体調を崩して研究が滞る事を恐れているのと、彼女の無謀な行為に気づいているからで、ここでも生半可な同情や憐れみからではない事を注視しておきたい。
一方で、これまでの無理や無謀な行為が祟って、ローズは職場で倒れて数日間意識不明で入院となり、子宮を失ってしまう。
また入院中、セリアはローズの母親が医者で、パーキンソン病で寝たきりになったのが、今まさにリラが使っているベッドであり、その死の3日後、ローズが遺体で人体実験を行ってた事実を知ることになる。
だから豚の名前が母親と同じミュリエルだと。ただそれが実験動物だからなのか、成功の証だったのかは分からない。
また入院中、セリアはローズの母親が医者で、パーキンソン病で寝たきりになったのが、今まさにリラが使っているベッドであり、その死の3日後、ローズが遺体で人体実験を行ってた事実を知ることになる。
だから豚の名前が母親と同じミュリエルだと。ただそれが実験動物だからなのか、成功の証だったのかは分からない。
豚の実験では問題にならなかったが、リラはローズの胎児血清でなければ致命傷となる。
それでなくとも満身創痍のローズは、さらに自分の髄液をセリアに採取させて試してみるが、効果は弱く量も足りない。
そんな中、豚が血清不足で意識不明に陥り、その豚をリラが殺してしまう。
2人は激しい言い合いになるが、ローズが病院から持ち出した患者のデータの中から、一つの可能性を見つけ…
それでなくとも満身創痍のローズは、さらに自分の髄液をセリアに採取させて試してみるが、効果は弱く量も足りない。
そんな中、豚が血清不足で意識不明に陥り、その豚をリラが殺してしまう。
2人は激しい言い合いになるが、ローズが病院から持ち出した患者のデータの中から、一つの可能性を見つけ…
・・・
愛とは、夫婦とは、家族とは、妊娠とは、出産とは、子育てとは何なのか。
産婦人科は医学の中でも特異なジャンルだ。その医療行為は法的にも諸々禁忌があり、国や民族、地域、宗教等々の理や、さらに月の満ち欠け潮の満ち引き等々の超自然的な現象、経験に基づく勘や感触、その上、運不運ありありなので、全てを説明できるまたは信じてもらえる話じゃない。
前半、今まさに分娩中(多分胎児は限界まで降りていて、あと胎児の頭部が抜ければ無事出産)という妊婦をセリアが介助中、男の産科医が「会陰切開しよう」と言い、妊婦が「まだ試しても無いのに!止めて!」と怯える場面。セリアが「心拍も安定してるし、やらしてあげよう」と窘めるシーンがある。
通常分娩だが初産なので、医者は上手くいきめない妊婦に焦れて会陰切開を切り出すが、この場合緊急事態ではないし、切開に麻酔は使わない。
セリアは妊婦の恐怖や緊張や痛みややるやらない両方の結果と予後までをも把握してるし、なにより妊婦がただ不慣れな事も十二分に理解していて「うんちするのと同じよ(さあがんばって!)」と和ませるのだ。
そういった細かい所作や勘や判断が、本作には演技という枠を越えて、所々に見受けられる。
一方で、セリアのこの仏心が、彼女を追い詰めていく皮肉にも着目していただきたい。
産婦人科は医学の中でも特異なジャンルだ。その医療行為は法的にも諸々禁忌があり、国や民族、地域、宗教等々の理や、さらに月の満ち欠け潮の満ち引き等々の超自然的な現象、経験に基づく勘や感触、その上、運不運ありありなので、全てを説明できるまたは信じてもらえる話じゃない。
前半、今まさに分娩中(多分胎児は限界まで降りていて、あと胎児の頭部が抜ければ無事出産)という妊婦をセリアが介助中、男の産科医が「会陰切開しよう」と言い、妊婦が「まだ試しても無いのに!止めて!」と怯える場面。セリアが「心拍も安定してるし、やらしてあげよう」と窘めるシーンがある。
通常分娩だが初産なので、医者は上手くいきめない妊婦に焦れて会陰切開を切り出すが、この場合緊急事態ではないし、切開に麻酔は使わない。
セリアは妊婦の恐怖や緊張や痛みややるやらない両方の結果と予後までをも把握してるし、なにより妊婦がただ不慣れな事も十二分に理解していて「うんちするのと同じよ(さあがんばって!)」と和ませるのだ。
そういった細かい所作や勘や判断が、本作には演技という枠を越えて、所々に見受けられる。
一方で、セリアのこの仏心が、彼女を追い詰めていく皮肉にも着目していただきたい。
そもそもホラーは長年男向けの娯楽だった。かつてはもっとあからさまで怯えて暴行され追い回され殺されるのはいつもボインの半裸美女と相場が決まってたし、ゾンビだフランケンだ、作りもんなら胎児や局所もどアップで晒し、ぽぽーんとお股から赤子飛び出す的なエグいジャンスケすらありありなのに、翻って男が被害者となる場合は切株系でやけにあっさり、もっと言えばサイコな変態殺人鬼にすら情状酌量的な”裏哀しさ”や”不幸な生い立ち”などが付随してるなんて、よくもまぁこんなものを「女はホラーキライだからな」と堂々ドヤれてたんだか、神経を疑いたくなる。
大体こんな話を改めて切り出さなきゃあかんそのものが、本作の特殊性を物語ってると考えて相違ないと思うがどうだろう。
大体こんな話を改めて切り出さなきゃあかんそのものが、本作の特殊性を物語ってると考えて相違ないと思うがどうだろう。
本作は、愛とは、夫婦とは、妊娠とは、出産とは、子育てとは何なのかを、そもそも男に問うてない。
種以外男は不要。これまで通り見ず聞かず黙って縮み上がってれば?と切り捨ててる。その爽快。
種以外男は不要。これまで通り見ず聞かず黙って縮み上がってれば?と切り捨ててる。その爽快。
この物語はあくまでも始まりに過ぎない。
人の心がようやく芽生えたローズがこの先どうしていくのか、逆に人の道を外れてしまったセリアがどう折り合いをつけていくのか、肝心のリラがその先どうなっていくのか。
なぜローズは母親の遺体で実験したのか。豚にその名をつけたのか。
なぜリラが豚を殺したのか。
セリアが取った行動が、なぜあのような結果になったのか。
私的にその答えは完全に出揃っていると思うがどうだろう。
人の心がようやく芽生えたローズがこの先どうしていくのか、逆に人の道を外れてしまったセリアがどう折り合いをつけていくのか、肝心のリラがその先どうなっていくのか。
なぜローズは母親の遺体で実験したのか。豚にその名をつけたのか。
なぜリラが豚を殺したのか。
セリアが取った行動が、なぜあのような結果になったのか。
私的にその答えは完全に出揃っていると思うがどうだろう。
家父長制が根深く残るむしろ奨励温存傾向にある我が国では、妊娠出産子育て、女性の社会進出においては先進国の中でも恥ずかしいほど最低だし、昭和の高度成長期、男が定めた年金制度は女を家に縛り付ける人為的共依存強制制度だと半世紀必死で生きた今更ながら実感してる。
妊娠出産子育てに関して、母性は女のマストオプションなのか、男は、家族は、本当に必要なのか。
女に生まれた以上、2人の周囲を取り囲む標準的、ステレオタイプとも言うべき一生を送るべきなのか。
それはいつからか誰かに、作為的に刷り込まれた『伝統』や『しきたり』に過ぎないんじゃないのか。
ではそれを刷り込んだのは一体誰で、何のために『女』をどこに向かわせたかったのか。今一度考えたい事柄かと。
本作のセリアが唯一従うのは最低限の社会通念と『自分の直感と正義』だ。またローズはそもそも己の身を削る事すら度外視した上での『己の探究心』に忠実で、社会通念は失職しない程度の最低限しか持ち合わせていない。
満身創痍で肝心の子宮を失い、研究の継続不能の危機に焦るあまり、初めてミスをした彼女に「(激務のため)3度の流産を経て子を持てない身になったが、今では旅行や読書、甥や姪と遊ぶのも楽しいわ」と通り一遍の憐れみを掛ける女性上司に、ローズが問う。
「あなたはその人生に満足なの?」
女に生まれた以上、2人の周囲を取り囲む標準的、ステレオタイプとも言うべき一生を送るべきなのか。
それはいつからか誰かに、作為的に刷り込まれた『伝統』や『しきたり』に過ぎないんじゃないのか。
ではそれを刷り込んだのは一体誰で、何のために『女』をどこに向かわせたかったのか。今一度考えたい事柄かと。
本作のセリアが唯一従うのは最低限の社会通念と『自分の直感と正義』だ。またローズはそもそも己の身を削る事すら度外視した上での『己の探究心』に忠実で、社会通念は失職しない程度の最低限しか持ち合わせていない。
満身創痍で肝心の子宮を失い、研究の継続不能の危機に焦るあまり、初めてミスをした彼女に「(激務のため)3度の流産を経て子を持てない身になったが、今では旅行や読書、甥や姪と遊ぶのも楽しいわ」と通り一遍の憐れみを掛ける女性上司に、ローズが問う。
「あなたはその人生に満足なの?」
ちなみに現在日本では、そもそも医師全般において女性の比率は極めて低く、産婦人科医の約半数が女性だが、助産師は保健師助産師看護師法の第三条により、女性限定の職業だそうだ。
男が少ない、なれないのが不平等だという話じゃない。女子児童の健診や乳がん検査などもかまわず男性医師が行い、逆に男性や老人の介護にも当然のように女性ヘルパーや女性看護師があてがわれる(特に古来性教育はポルノ任せで、男性による性被害を『男は欲情するのが当たり前』『(いかなる状況においても)男を欲情させた女の罪』と決めつけ断罪し、不問にしてきた日本の場合、女性の”ヘルパー””看護師”を色眼鏡で見たり、女中と思い込んでいる御仁の絶対数が多く、また男性要介護者が男性ヘルパーを拒み、あえて女性ヘルパーを寄こすよう要求されるケースが後を絶たないため、実際男性要介護者への派遣を受け入れない施設も多い。また近年介護施設内で、男性入所者や男性職員による女性入所者や女性職員に対する性被害も増え続け既に事件化までしているが、現況放置され続けている) のに、なぜ妊娠出産に関してだけが、男の政治的医学的な統制下、男は種を仕込むだけ、産む産ませるは女の仕事と決めつけ、丸投げにする事への純粋な疑問だ。
本項ではあえて取り上げないが、実は幼児虐待モノのチェックにも余念が無いのだが、男性監督による児童虐待系お涙頂戴作のほとんどが『母親が悪(ほとんどが”スベタ””バイタ”もしくはキ〇ガイ的な扱い)』の決めつけが大基本で、中にはこれもしかして週刊誌や伝聞が元ネタで、実事件ちゃんと調べてるの?というのまで散見されたりするのが我が国の実情なのでね。こうまで言ってもまだそれは『女の被害妄想』と言い張るんでしょうかね。
聖書の昔から、女は男の肋骨から生まれ、男をかどわかした罪科を背負わされている。
下記でも述べるが、出産、生理の忌避、血の穢れとしての扱いが、21世紀の今になっても海外のみならず、日本でも生き続けている地域があるのが本当に驚きだ。
諸々思うに…まさしくホラーそのものすよね。女性にとって、この国は。
男が少ない、なれないのが不平等だという話じゃない。女子児童の健診や乳がん検査などもかまわず男性医師が行い、逆に男性や老人の介護にも当然のように女性ヘルパーや女性看護師があてがわれる(特に古来性教育はポルノ任せで、男性による性被害を『男は欲情するのが当たり前』『(いかなる状況においても)男を欲情させた女の罪』と決めつけ断罪し、不問にしてきた日本の場合、女性の”ヘルパー””看護師”を色眼鏡で見たり、女中と思い込んでいる御仁の絶対数が多く、また男性要介護者が男性ヘルパーを拒み、あえて女性ヘルパーを寄こすよう要求されるケースが後を絶たないため、実際男性要介護者への派遣を受け入れない施設も多い。また近年介護施設内で、男性入所者や男性職員による女性入所者や女性職員に対する性被害も増え続け既に事件化までしているが、現況放置され続けている) のに、なぜ妊娠出産に関してだけが、男の政治的医学的な統制下、男は種を仕込むだけ、産む産ませるは女の仕事と決めつけ、丸投げにする事への純粋な疑問だ。
本項ではあえて取り上げないが、実は幼児虐待モノのチェックにも余念が無いのだが、男性監督による児童虐待系お涙頂戴作のほとんどが『母親が悪(ほとんどが”スベタ””バイタ”もしくはキ〇ガイ的な扱い)』の決めつけが大基本で、中にはこれもしかして週刊誌や伝聞が元ネタで、実事件ちゃんと調べてるの?というのまで散見されたりするのが我が国の実情なのでね。こうまで言ってもまだそれは『女の被害妄想』と言い張るんでしょうかね。
聖書の昔から、女は男の肋骨から生まれ、男をかどわかした罪科を背負わされている。
下記でも述べるが、出産、生理の忌避、血の穢れとしての扱いが、21世紀の今になっても海外のみならず、日本でも生き続けている地域があるのが本当に驚きだ。
諸々思うに…まさしくホラーそのものすよね。女性にとって、この国は。
■ 合わせておススメ
男にとっては”メンヘラ女の奇行” 女にとっては”死ぬか生きるか”
(2019年/米・仏合作)バス用品の売り子だったハンターが大企業の御曹司に見初められ玉の輿に。彼女は風光明媚な大邸宅で日がな一日、夫の食事作りとわずかな家事と携帯ゲームのセレブ暮らしとなるが、夫は両親の言いなりで誠意も無く、姑は始終彼女を呼び出しその素性の聞き込みとセレブ教育に余念がない。
ほどなくして妊娠するが、夫は仕事と付き合いに明け暮れ、姑の支配はさらにきつくなり、彼女はふとビー玉の口に含み飲み込んでしまう。
その行為は密かに継続しエスカレートしてゆくが、ついに妊婦検診のエコー検査で異物が映ってしまい、内視鏡で取り出す騒動に発展。ついに「異食症」と診断されてしまい…。
自己主張強め女子だらけの欧米に於いて、なぜ一見影が薄く自己主張の弱い彼女が選ばれたのかが凄まじく解りやすい。
病が発覚した時、夫が言う「なぜ結婚前に言わなかったんだ!」…いや、なったのはあんたらが掛けるストレスのせいだし結婚後だからさ^^;後述の「愛に乱暴」も含めて、あるよねぇとw まるで買った玩具が不良品だったみたいな言い方ww
こっちは結婚後絶望した事なんて100も200もあるのに、こうなっちゃうともうなにも耳に入らない、すっかりガキに戻って親に言いつけまくるこの習性w
けれどこの姑、色々あってこうなったいわば最終形態で「幸福って、何も感じないことなのよ。幸福って、もっと鈍感なものよ。…幸福な人は、自分以外のことなんか夢にも考えないで生きてゆくんですよ」って三島由紀夫作の名言を思い出したり。
彼女をゆるゆると見下す夫や義両親、敬虔なクリスチャンと言いつつ結局見捨てる実母とのやり取りは本当にキツイが、密かに抱え込んできた出生の秘密と向き合い、きっぱり選択するラストが実に清々しい。
ちなみに鉛筆や箸や髪や爪噛みも異食の一種なんだとか。…身近に心当たりはありませんか?
ほどなくして妊娠するが、夫は仕事と付き合いに明け暮れ、姑の支配はさらにきつくなり、彼女はふとビー玉の口に含み飲み込んでしまう。
その行為は密かに継続しエスカレートしてゆくが、ついに妊婦検診のエコー検査で異物が映ってしまい、内視鏡で取り出す騒動に発展。ついに「異食症」と診断されてしまい…。
自己主張強め女子だらけの欧米に於いて、なぜ一見影が薄く自己主張の弱い彼女が選ばれたのかが凄まじく解りやすい。
病が発覚した時、夫が言う「なぜ結婚前に言わなかったんだ!」…いや、なったのはあんたらが掛けるストレスのせいだし結婚後だからさ^^;後述の「愛に乱暴」も含めて、あるよねぇとw まるで買った玩具が不良品だったみたいな言い方ww
こっちは結婚後絶望した事なんて100も200もあるのに、こうなっちゃうともうなにも耳に入らない、すっかりガキに戻って親に言いつけまくるこの習性w
けれどこの姑、色々あってこうなったいわば最終形態で「幸福って、何も感じないことなのよ。幸福って、もっと鈍感なものよ。…幸福な人は、自分以外のことなんか夢にも考えないで生きてゆくんですよ」って三島由紀夫作の名言を思い出したり。
彼女をゆるゆると見下す夫や義両親、敬虔なクリスチャンと言いつつ結局見捨てる実母とのやり取りは本当にキツイが、密かに抱え込んできた出生の秘密と向き合い、きっぱり選択するラストが実に清々しい。
ちなみに鉛筆や箸や髪や爪噛みも異食の一種なんだとか。…身近に心当たりはありませんか?
男にとっては”メシウマ映画” 女にとっては”地獄絵図”
(2022年/インド) インドのケーララ州北部の村で高位カーストの男女が見合い結婚する。
ところが老舅と夫は家事を一切せず、姑は座る間もなく働きづめで、新妻の彼女もそのしきたりに従うが、間もなく姑が娘の出産の手伝いに駆り出され、新妻が全般担うことになり…。
ジェンダーギャップでは日本よりさらに悪いインドの中でも、特異なしきたりがある地域だそうだが、どの場面を切り取っても「専業が女の幸せ」と叩き込まれた昭和そのもので、心底震えあがる。
前半は美味そうなインド料理の調理場面が続くが、飲み物から料理まで好み別に1から作らねばならず、2人とも食べカスを平気でテーブルに吐き出しなすりつける。
その上台所は土間、昔の給湯室サイズのシンクは瞬く間に洗い物で山積みに。さらに排水ホースが壊れて汚水が洩れて困ってると再々訴えても、修理屋すら呼ばれない。
中でも惨いのは生理や(女性の)ケガの血を『穢れ』と考える忌避。日本にも昭和中期くらいまでその風潮はあったし、無くなると同時に生理休も失った魔の時代をまざまざと思い出したり^^;
信じられないだろうけど、舅が出掛ける際、言われずとも靴を出すのは、実は昭和の当たり前^^; つまり昭和の専業は「旦那に一切家事をさせない」とか睡眠時間の少なさでマウントを取り合う事も^^; 近年に至ってなお亭主の田舎で、婆同士のそんなマウントの取り合い聞くたび怖気が走る^^;
また最凶なのは、この惨状を世界に発信しようとする女性宅が男らに放火襲撃されるシーン。実際にはあの程度で済む話じゃないそうで。それも含めてラストの見事なインド舞踏シーンが、いったい何のために必要だったのか、”男にとってはメシウマ””女にとっては地獄絵図”の意味を今一度考えていただきたい作品かと。
ところが老舅と夫は家事を一切せず、姑は座る間もなく働きづめで、新妻の彼女もそのしきたりに従うが、間もなく姑が娘の出産の手伝いに駆り出され、新妻が全般担うことになり…。
ジェンダーギャップでは日本よりさらに悪いインドの中でも、特異なしきたりがある地域だそうだが、どの場面を切り取っても「専業が女の幸せ」と叩き込まれた昭和そのもので、心底震えあがる。
前半は美味そうなインド料理の調理場面が続くが、飲み物から料理まで好み別に1から作らねばならず、2人とも食べカスを平気でテーブルに吐き出しなすりつける。
その上台所は土間、昔の給湯室サイズのシンクは瞬く間に洗い物で山積みに。さらに排水ホースが壊れて汚水が洩れて困ってると再々訴えても、修理屋すら呼ばれない。
中でも惨いのは生理や(女性の)ケガの血を『穢れ』と考える忌避。日本にも昭和中期くらいまでその風潮はあったし、無くなると同時に生理休も失った魔の時代をまざまざと思い出したり^^;
信じられないだろうけど、舅が出掛ける際、言われずとも靴を出すのは、実は昭和の当たり前^^; つまり昭和の専業は「旦那に一切家事をさせない」とか睡眠時間の少なさでマウントを取り合う事も^^; 近年に至ってなお亭主の田舎で、婆同士のそんなマウントの取り合い聞くたび怖気が走る^^;
また最凶なのは、この惨状を世界に発信しようとする女性宅が男らに放火襲撃されるシーン。実際にはあの程度で済む話じゃないそうで。それも含めてラストの見事なインド舞踏シーンが、いったい何のために必要だったのか、”男にとってはメシウマ””女にとっては地獄絵図”の意味を今一度考えていただきたい作品かと。
日本の気づき2連発 ”洗脳”からの開放
(2024年/日)森ガキ侑大監督による吉田修一の同名小説の実写化作品。夫の実家の離れで暮らす子無しの息子夫婦。本宅には姑がおり、夫はバツ1で妻は初婚だったが実は妊娠理由の略奪婚だった。
ところが結婚直前に流産してしまった事を言い出せないままの入籍だったので、姑と夫は一切彼女の心情を慮ることなく、今だ”噓つきの押しかけ女房”だと決めつけている。
彼女は彼女で、酷いトラウマと劣等感に苛まされつつ、子ができればすべて解決すると信じ、黙々と家事に勤しみ、次の妊娠を心待ちにしていたが、夫婦仲は冷め切り、やがて前職の流れで請けた”お教室”講師も復職話も立ち消え、姑には遠巻きに冷遇される中、妊娠限界は迫り、夫には浮気疑惑が…。
ぶっちゃけ全員良くないんすよw 各々に腹積もりがあり世間体に拘り自分以外は見ちゃいない。
まず妻役江口のり子のキレ散らかしようと役以外では善人代表みたいな夫役小泉孝太郎のダメ夫(てか種馬)と名優風吹ジュンの胸糞姑が見たくての鑑賞だったんすけど想像以上の衝撃で。
善人にしか見えないタレント枠の小泉孝太郎を一番見慣れているので、家では生返事で話を聞かず、ベッドで背中を向けて寝る彼が、通りがかりの子連れママの落としたハンカチを拾ってやるとか、ひ弱に見せかけて一生食うに困らなそうなスキル持ちの愛人(妊婦)にブチ切れる江口のり子の気持ちが痛いほどわかる^^;
あと実家や退職した職場な^^; 本当にあれは惨いとしか言いようが無いけど、どちらとも同じ目に遭ったことあるし、それがどうにもできない事もよく解ってるから、歌っちゃうっきゃないんすよね(遠い目)
なんだか…生き下手な女へのいわれなき蔑みとか放火疑惑とか岩井某の上京エピを聞いているようで胸とか色々痛む。
「結局『ありがとう』って言われたかっただけじゃん」って他様のレビューでまたちゃぶ台返したりして。そういう事じゃない、そんな事じゃない!><、ええい酒だ!酒もってこ~い!!><、、
ところが結婚直前に流産してしまった事を言い出せないままの入籍だったので、姑と夫は一切彼女の心情を慮ることなく、今だ”噓つきの押しかけ女房”だと決めつけている。
彼女は彼女で、酷いトラウマと劣等感に苛まされつつ、子ができればすべて解決すると信じ、黙々と家事に勤しみ、次の妊娠を心待ちにしていたが、夫婦仲は冷め切り、やがて前職の流れで請けた”お教室”講師も復職話も立ち消え、姑には遠巻きに冷遇される中、妊娠限界は迫り、夫には浮気疑惑が…。
ぶっちゃけ全員良くないんすよw 各々に腹積もりがあり世間体に拘り自分以外は見ちゃいない。
まず妻役江口のり子のキレ散らかしようと役以外では善人代表みたいな夫役小泉孝太郎のダメ夫(てか種馬)と名優風吹ジュンの胸糞姑が見たくての鑑賞だったんすけど想像以上の衝撃で。
善人にしか見えないタレント枠の小泉孝太郎を一番見慣れているので、家では生返事で話を聞かず、ベッドで背中を向けて寝る彼が、通りがかりの子連れママの落としたハンカチを拾ってやるとか、ひ弱に見せかけて一生食うに困らなそうなスキル持ちの愛人(妊婦)にブチ切れる江口のり子の気持ちが痛いほどわかる^^;
あと実家や退職した職場な^^; 本当にあれは惨いとしか言いようが無いけど、どちらとも同じ目に遭ったことあるし、それがどうにもできない事もよく解ってるから、歌っちゃうっきゃないんすよね(遠い目)
なんだか…生き下手な女へのいわれなき蔑みとか放火疑惑とか岩井某の上京エピを聞いているようで胸とか色々痛む。
「結局『ありがとう』って言われたかっただけじゃん」って他様のレビューでまたちゃぶ台返したりして。そういう事じゃない、そんな事じゃない!><、ええい酒だ!酒もってこ~い!!><、、
(2022年/日) 横山翔一監督/脚本 2020東京五輪開催に向け、2019年成人向け雑誌がコンビニから撤退した時の成人向け雑誌編集部での悲喜交々を描いたコメディ。
全てが男の理屈で回る件のギョーカイで、女がどうサバイバルしたか、健気にしたたかに生きたのか、所々男向けに夢見が過ぎる気がするがw 台詞回しが素晴らしい良作。
これまでのセオリーとして職を失い潰えていく男たちの背中は確かに寂しげだが、それは目の上のたんこぶ女をすっかり排除し、若手をまんまとタラシ込みともすればちょいと摘まもうとする輩の話すからね。まー男なんだから落ち幅もあるだろうし「お達者でー」と清々しく見送れるのも心地良いかも。
ちなみに本作の終盤でも弄ってるが、さすがジェンダーギャップの先進国最下位(サス下位)コンビニからは消えたが基本ポルノフリーなんで、成人向け作品は紙媒体に限らず一般向けの数十倍もリリーズされ続けてて、一説には先進諸国では制作すら禁止されてるPルノのトップ市場であり最終処分場扱いだそうで。うっかり児童が目にする手にする機会もゼロじゃないんでお気をつけて。
あ、そうそう。普段用も無いんでずっと気づかなかったけど、某局案件の影響かついに外資系が黙っちゃなくなったようでww もちろん18歳を成人と定め「たとえJKでもAV出演もOK!」ってわざわざ声を大にしてまさかの恩着せがましくw定めて間もない我が国で、いきなりゼロではないが、昭和のレンタルビデオ屋のピンクカーテン式棲み分けが復活してるのには驚いた(外資系がんばれ!) いよいよヤリづらくなりますなぁ殿方は(遠い目)
全てが男の理屈で回る件のギョーカイで、女がどうサバイバルしたか、健気にしたたかに生きたのか、所々男向けに夢見が過ぎる気がするがw 台詞回しが素晴らしい良作。
これまでのセオリーとして職を失い潰えていく男たちの背中は確かに寂しげだが、それは目の上のたんこぶ女をすっかり排除し、若手をまんまとタラシ込みともすればちょいと摘まもうとする輩の話すからね。まー男なんだから落ち幅もあるだろうし「お達者でー」と清々しく見送れるのも心地良いかも。
ちなみに本作の終盤でも弄ってるが、さすがジェンダーギャップの先進国最下位(サス下位)コンビニからは消えたが基本ポルノフリーなんで、成人向け作品は紙媒体に限らず一般向けの数十倍もリリーズされ続けてて、一説には先進諸国では制作すら禁止されてるPルノのトップ市場であり最終処分場扱いだそうで。うっかり児童が目にする手にする機会もゼロじゃないんでお気をつけて。
あ、そうそう。普段用も無いんでずっと気づかなかったけど、某局案件の影響かついに外資系が黙っちゃなくなったようでww もちろん18歳を成人と定め「たとえJKでもAV出演もOK!」ってわざわざ声を大にしてまさかの恩着せがましくw定めて間もない我が国で、いきなりゼロではないが、昭和のレンタルビデオ屋のピンクカーテン式棲み分けが復活してるのには驚いた(外資系がんばれ!) いよいよヤリづらくなりますなぁ殿方は(遠い目)
ほんとこればっかりは成功例をドヤるばかりの自己啓発本なんてクソの役にも立たない。まずは目覚め、そして洗脳からの開放。特に昭和生まれやそんな親に育てられた新世代は、今まさに目の前にある現実と親の言う「女の幸せ」とのギャップに日々苛まされてて、マジでつらいと思う。繰り返すがまずは洗脳からの開放、そっから先は、また考えればいい。なーんてな。
一般映画の中でも特に女性の生きざま映画って思い出したくもないクソな記憶とか諸々刺激するんで、普段は極力跨いでるんすけど、うっかり見ちゃうとかなり衝撃受けちゃってすいませんね。
長くなっちゃったんで、ホラー的「死と蘇生」の合わせておススメは次の機会に。
一般映画の中でも特に女性の生きざま映画って思い出したくもないクソな記憶とか諸々刺激するんで、普段は極力跨いでるんすけど、うっかり見ちゃうとかなり衝撃受けちゃってすいませんね。
長くなっちゃったんで、ホラー的「死と蘇生」の合わせておススメは次の機会に。